ラジオゾンデの歴史

RS-01G型GPSラジオゾンデ(2001年)

画像当社が初めて民間を含め広く供給を行ったGPSラジオゾンデがRS-01Gです。

特徴はD-GPSという高精度GPS測位方式を採用したことで、高さ方向の精度は±5mと非常に優秀でした。このため、RS-01Gは逆測高計算を用いて気圧を算出することが可能であり、気圧計を搭載しないゾンデでした。

発売当初は気圧計を搭載しないことに抵抗を示す人も多かったですが、気圧計を搭載するよりGPSの高さから逆測高計算で算出する方が気圧値の精度が高いため、今では搭載しない方が一般的となっています。

また、RS-01Gは2005年にWMO(世界気象機関)が主導で行うラジオゾンデ国際比較観測にも参加しました。